2013年1月28日月曜日

SPring-8って実在するんです。

攻殻機動隊で登場する、播磨研究学園都市のSPring-8。
この施設、実際に存在します。(都市の名前は若干違って、播磨科学公園都市)

今回は微化石の分析のため、SPring-8に行ってきました。

ちなみにSPring-8は Super Photon ring-8 GeV(80億電子ボルト)に由来しているのだそう。




まずは新幹線で相生駅に到着
























相生駅からはSPring-8行のバスに乗ります。40分ほどかけて山の中へ



いよいよ到着!だだっぴろいです


オブジェ的なやーつ















 

基本的に外に人はあまりいません(皆さん施設内にいます)


















右に見えるは中央管理棟



下の写真はSPring-8のHPから拝借した空撮写真です。
円環状になっているのが分かります。(直径は500メートルほど)
このリングの中で主に分析が行われています。



ではでは、円環の理に導かれるまま中に入りましょう。


天井の様子からリングの中にいることが分かる























中はいくつものブースに区切られていて、各ブースごとに様々な分野の研究者が放射光を利用して研究しています。



それにしてもリング内の移動はなかなか面倒…




ということで、




 

















リング内で自転車、乗れます。


なかなかテンションあがります。屋内で自転車に乗る機会なんてそうそうありません


ただし徐行運転です。
高価な装置が所狭しと並んでいるので、気を付けて乗りましょう。



たまにこんなかわいい自転車も























特に狭くて危険なところはこの表示























小宮先生も乗ってます


そんなこんなでぼくらが使用させてもらうビームラインに到着。


右のものものしい扉の奥で分析します
 
扉の中のようす。右奥の機械を使う






















 
真ん中のステージに試料を載せて、放射光(X線)を照射する



分析中はもちろん扉の外で待つ。中にいたら被爆!


今回行った分析を簡潔に言うと、放射光X線を使った化石のCT撮影です。
化石と言っても、大きさ1mmいかない程度の非常に小さいものですが。

1試料15分かからないくらいでいけたので、諸々の調整時間はありましたが、48時間ほぼぶっ続けでひたすら分析してました。 

おかげで160試料ほど分析完了!

室内での分析と言っても、結局は体力勝負なんです。


ビームを使える時間は48時間きっかりなので、そそくさと退散。
お世話してくださったSPring-8の方々には本当に感謝しております。



帰りの新幹線から。富士山偉大やで



今度は大学で、分析データの解析だー!

0 件のコメント:

コメントを投稿